【必見】オールドイングリッシュシープドッグの魅力とは!

みなさん、こんにちは!

春蘭です。

みなさんはオールドイングリッシュシープドッグをご存知ですか?

珍しい犬種ではあるので直接見たことのない方が多いのではないでしょうか?

実は私も子供の頃にCMで見てから 一度会ってみたいと長年思い続けているワンちゃんなのです。

今日は、ぬいぐるみのように愛らしいこの、オールドイングリッシュシープドッグに注目します。

 

**オールド・イングリッシュ・シープドッグ**は、イギリス原産の大型の牧羊犬です。

愛称として「OES」や「オールド」と呼ばれ、英語では断尾されていることから「ボブテイル」とも呼ばれます.

しかし、生まれつき尾の短い個体は非常に少なく、多くは断尾されてきました。

 

断尾は通常、猟犬が作業中にケガをしないように、また闘犬が相手の犬に食いちぎられないようにという方針から行われますが、オールド・イングリッシュ・シープドッグ(OES)の場合は少し事情が異なります。

 

その名の通り「シープドッグ」であったOESは、家畜を追って移動させたり、護送するための使役犬でした。

19世紀のイギリスでは、作業犬はペットと異なり、所有することに税金がかからないとされていました。

そのため、目印としてしっぽを短くカットされていました。

こうして付いたあだ名が「ボブテイル」でした。



大きな頭、ほぼ見えないしっぽ、毛で隠れた瞳など、といった特徴的な姿をもつ、オールドイングリッシュシープドッグ。

その愛嬌のある姿から、メディアで起用されることも多い、人気大型犬の一種です。



ふわふわした毛でわかりにくいのですが、作業犬だったこともあり、体つきは太い骨にしっかりとした筋肉がついて引き締まっています。



オールドイングリッシュシープドッグは、その特異な体型と歩き方で知られています。

以下に詳しく説明しますね。

 

  1. **体型とサイズ**:

   

オールドイングリッシュシープドッグは、背中が非常に短く、体つきは強くて丈夫な大型犬です。

 肩よりも臀部の幅の方が広い特徴的な体型をしています。

 体高と体長の長さが等しい短い胴体を持っています。

とくにお尻のみをしっかりと刈り込むカットスタイルによってさらに胴体は短く感じられます。

 

  体高はオスは61 cm 以上、メスは56 cm 以上。

 

   体重はオスは36–46 kg 、メスは30–40 kg 。



  1. **歩き方**:

 

 オールドイングリッシュシープドッグは、立った状態では肩よりも腰の方が高くなります。

 また、特有の歩き方として「側対歩」と呼ばれるものがあります。

 側対歩は、前後の足を同時に出す独特の歩行スタイルで、熊のように見えることから「熊歩き」とも言われます。

この独特な歩き方は、オールドイングリッシュシープドッグの個性的な特徴の一つです。



オールド・イングリッシュ・シープドッグの平均寿命は10〜12歳で、大型犬としては平均的と言えます。

 

オールド・イングリッシュ・シープドッグの魅力はなんといっても歩くたびにたなびくたっぷりの被毛です。

モコモコした被毛で、ほんとにぬいぐるみのような外見で可愛いですよね

この被毛は、雨風にも強く、イギリスの厳しい気候でも耐えられる特性を持っています。

以下に被毛の特徴を詳しく説明します。



  1. **ダブルコート**

 

オールドイングリッシュシープドッグは、ダブルコートと呼ばれる被毛構造を持っています。

このダブルコートは、粗めのオーバーコートと防水性のあるアンダーコートの2重構造です。

大型犬であるため、被毛量は多く、抜け毛も他の犬種に比べて多いです。

 

  1. **毛質の変化**

 

子犬のうちは柔らかい毛質ですが、成犬になると硬く粗めの毛質に変化します。

被毛は羊毛に似ており、紡いで糸にすることもできるほど豊富です。

 

  1. **毛色**

 

オールドイングリッシュシープドッグの毛色は、グレー、グリズル、ブルーを基調として、ホワイトが頭部や胸部、手足、下腹部に広がっています。

子犬は白黒の毛色であり、黒い毛は子犬の頃だけ見られます。

成長するにつれて銀色や灰色のぼさぼさした毛に生え変わります。

 

オールドイングリッシュシープドッグの被毛は、長くて量の多いダブルコート。換毛量も多いため、手入れは大変です。

毎日コーミングやブラッシングを行いましょう。

毛が柔らかいために、ホコリやゴミがくっつきやすいです。

放っておくと、毛玉ができてしまいます。

根元からしっかりと入念にブラッシングを行ってあげてください。

もつれた毛や毛玉を取り除くことで、ツヤのある美しい毛並みをキープできます。

シャンプーも定期的にしてあげてください。

肌のバリア機能が低下する原因にもなるため、洗い過ぎは禁物です。

 

被毛で隠れがちな目の周り、口まわりなどは湿り気を取るためにもこまめに拭きましょう。オシッコが染みついてしまうので、内またや、おなかの下、足などの被毛は毎日絞ったタオル等で拭くことをオススメします。

 

また、よだれが多いため、口の周りの被毛が黄色くよだれ焼けを起こしやすいことも特徴です。

 定期的にトリミングサロンでトリミングとケアをしてもらうことが必要です。

顔の毛を伸ばしていることが多い犬ですが、あまり長くなるようならゴムなどで止めたり、分け目をつけたりして、視界をしっかりと確保してあげましょう。

 

実は、被毛のケアがあまりに大変なことから、海外ではこれを理由に飼育放棄されることが多い犬種なのです。

オールド・イングリッシュ・シープドッグと暮らす場合は、被毛のケアができることが第一条件となります。

 

被毛の手入れをしっかり行い、愛らしいオールドイングリッシュシープドッグと楽しい時間を過ごしましょう。



さて、このワンちゃんはどんな性格なのでしょうか?

一緒にみていきましょう。

 

**性格と特徴**:

     オールドイングリッシュシープドッグは、明るく陽気で人懐っこい性格を持っています。

    飼い主やその家族に対しては愛情深く忠実で、友好的です。

    特に子どもに対しては面倒見が良く、アメリカでは「ナニードッグ(子守犬)」としても重宝されています。

    家畜を追いこんでいた名残から、攻撃的な本能ものぞかせます。

幼犬期からきちんとしつけをすれば、しっかりコントロールできるでしょう。

 

 **注意点**:

     かわいいモコモコの印象がありますが、しっぽがなく顔も毛でおおわれているため、犬の感情を察することが難しいです。

ファーストコンタクトは注意が必要です。

 防衛本能を露わにしないような接触を心がけましょう。

 

**防衛本能を露わにしないような接触**とは?

犬との接触で以下のポイントに気をつけましょう。

 

  1. **ゆっくりとアプローチする**:

   犬に近づく際は、急いで手を伸ばしたり、大きな動きをしないようにしましょう。

   ゆっくりと近づいて、犬が警戒心を解いてくれるのを待ちます。

 

  1. **直接的な視線を避ける**:

   犬に直接目を合わせることは、攻撃的なサインと受け取られることがあります。

   犬の目を見ずに、横を向いたり、下を向いたりすることで、緊張感を和らげましょう。

 

  1. **手を伸ばさない**:

   犬に手を伸ばすと、攻撃的な反応を引き起こすことがあります。

   手を伸ばす代わりに、犬の近くに座って待ち、犬が自分から近づいてくるのを待ちます。

 

  1. **声を低くする**:

   高い声や大声で話すと、犬が興奮したり警戒したりすることがあります。

   落ち着いた声で話しかけましょう。

 

  1. **犬の体調を読む**:

   犬の体調や態度を観察しましょう。

尾が振られている、リラックスしているなどのサインは、犬が安心していることを示しています。

   逆に、尾が下がっている、身体が硬直しているなどのサインは、犬が緊張していることを示しています。

 

以上のポイントを守りながら、犬と接触することで、防衛本能を刺激せずに安全にコミュニケーションを取ることができます。

   

 

ときにはやんちゃな面を見せたり、その一方では飼い主のことをよく見て行動するという、賢い面も見せたりします。

とても愛情深いオールドイングリッシュシープドッグは、年月を重ねていくにつれて、より家族になれ親しむことができる、家庭向きの犬です。



大型犬のオールドイングリッシュシープドッグは、かなりの運動量を必要とします。

少し太りやすい傾向もあるので、散歩は1回1時間以上、1日に2回は行くのが望ましいです。

ただ歩くだけでは運動にならないため、時折早歩きで歩いたり、広場でロングリードを使ってボール遊びをしたりするとよいでしょう。

 

庭やドッグランで走らせるほか、人と一緒に遊ぶのが大好きなのでボールやフライングディスクを投げたり、ロープで引っ張り合いをしたりして遊ぶのもおすすめです。

ただし、体が大きいためあまりにも激しい運動をさせると股関節に負担がかかるので注意しましょう。

 

オールドイングリッシュシープドッグは、子犬のような愛らしさを持ち続け、一人でいることが苦手な犬種です。

彼らは元々、羊や牛を守るために飼い主の指示に従う仕事をしていましたので、飼い主と一緒にいることを好みます。

その結果、長時間の留守番や人がいない状況に置かれると、分離不安症を発症する可能性があります。

これは犬にとって大きなストレスとなり、寂しさから破壊行動を起こすこともあります。

そのため、子犬の頃から留守番の訓練を行い、できるだけ人がいる環境で飼うことが推奨されます。

 

また、オールドイングリッシュシープドッグは毛量が多く、日本の高温多湿な気候には適していません。

そのため、室内で適切な温度と湿度を管理することが重要です。

 

足腰のトラブルが多い犬種です。

大型犬なので悪くなると世話が非常に大変です。必ず滑らない床で飼育し、リスクを少なくしましょう。



ここまでオールドイングリッシュシープドッグのことを一緒に見ていきましたが、いかがでしょうか?

私はますます会いたい気持ちが大きくなっちゃいました。

では、一体、日本でこのワンちゃんは何頭くらいいるんでしょうか?

ジャパンケネルクラブが公表している最新のデータによると、2023年に登録されたオールドイングリッシュシープドッグは、驚くべきことに118頭に上るとのことです。

これは、犬種の人気や希少性を考えると、注目すべき数字と言えるでしょう。



モコモコのかわいい外見から、日本でも人気があるオールドイングリッシュシープドッグ。

子供たちと遊ぶことを心から楽しみ、陽気で愛情に溢れる性格をしており、家族との時間を大切にします

オールドイングリッシュシープドッグに多くの時間を捧げることができる方におすすめの犬種です。

ただし、他の犬種に比べて被毛のケアには手間とコストがかかりますので、飼育にあたっては自身のライフスタイルを考慮する必要があります。

 

オールドイングリッシュシープドッグと共に遊び、外出することで、楽しい時を多く過ごせることでしょう。 

 

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