犬を飼うときに気になるのが、抜け毛の問題ですよね。
抜け毛が多いと、掃除が大変だったり、アレルギーの原因になったりします。
そこで、抜け毛が少ない犬種を探してみました。
驚くほど抜け毛の少ない犬種が存在するのです！
抜け毛の少ない犬種の特徴とは？
抜け毛の少ない犬種には、共通の特徴があります。
それは、被毛の構造です。
犬の被毛には、オーバーコートとアンダーコートという2種類の毛があります。
オーバーコートは、外側に生える硬くて長い毛で、犬の見た目や保護を担っています。
アンダーコートは、内側に生える柔らかくて短い毛で、犬の体温調節を担っています。
抜け毛の多い犬種は、オーバーコートとアンダーコートの両方を持つダブルコートの犬種です。
ダブルコートの犬種は、季節によってアンダーコートが抜け替わる換毛期があります。
換毛期には、大量の抜け毛が発生します。
ダブルコートの犬種は、寒い地域原産の犬種に多く見られます。
一方、抜け毛の少ない犬種は、オーバーコートのみを持つシングルコートの犬種や、ダブルコートでもアンダーコートが少ない犬種です。
シングルコートの犬種は、アンダーコートが抜ける換毛期がないため、季節によって抜け毛の量が変わりません。
アンダーコートが少ない犬種は、換毛期があっても抜け毛が少なめです。
シングルコートやアンダーコートが少ない犬種は、暖かい地域原産の犬種に多く見られます。
最も抜け毛の少ない犬種は？
それでは、最も抜け毛の少ない犬種は何でしょうか？
小型犬から大型犬まで、抜け毛の少ない犬種を紹介します。
小型犬
小型犬の中で、最も抜け毛の少ない犬種は、トイプードルです。
トイプードルは、カールしたシングルコートの被毛を持ちます。
人間の髪と同じような抜け方をしますが、カールした毛に絡まって落ちにくいです。
しかし、その分毛玉になりやすいので、定期的なブラッシングやトリミングが必要です。
トイプードルは、賢くて社交的な性格で、人気の高い犬種です。
他にも、抜け毛の少ない小型犬としては、マルチーズ、シーズー、ヨークシャー・テリア、パピヨンなどがあります。
中型犬
中型犬の中で、最も抜け毛の少ない犬種は、ポーチュギーズ・ウォーター・ドッグです。
ポーチュギーズ・ウォーター・ドッグは、ポルトガル原産の漁用犬で、カールした被毛を持ちます。
抜け毛はほとんどないと言われていますが、毎日のブラッシングと月に1回程度のトリミングは欠かせません。
泳ぐことや運動が大好きで、オバマ元大統領が飼っていることでも有名です。
他にも、抜け毛の少ない中型犬としては、スタンダード・プードル、バセンジー、シュナウザーなどがあります。
大型犬
大型犬の中で、最も抜け毛の少ない犬種は、アイリッシュ・ウォーター・スパニエルです。アイリッシュ・ウォーター・スパニエルは、アイルランド原産の狩猟犬で、カールした被毛を持ちます。
抜け毛はほとんどないと言われていますが、毎日のブラッシングと月に1回程度のトリミングは欠かせません。
水辺での狩りが得意で、忠実で優しい性格です。
他にも、抜け毛の少ない大型犬としては、アフガン・ハウンド、サルーキ、ボルゾイなどがあります。
抜け毛の少ない犬種を飼うときの注意点
抜け毛の少ない犬種は、掃除の手間が少なくて飼いやすいと思われがちですが、実はそうでもありません。
抜け毛の少ない犬種には、以下のような注意点があります。
- 抜け毛が少ないというのは、抜け毛自体が少ないわけではなく、他の被毛と絡んで抜け落ちる毛が少ないという意味です。
- そのため、定期的なブラッシングやトリミングで絡まった毛を取り除く必要があります。
- 毛玉になると皮膚炎や皮膚感染症などのトラブルの原因になります。
- 抜け毛の少ない犬種は、暖かい地域原産の犬種が多いため、寒さに弱い場合があります。
- 冬場は暖かい服を着せたり、暖房をつけたりしてあげましょう。
- 逆に夏場は熱中症に注意して、涼しい場所で過ごさせてあげましょう。
- 抜け毛の少ない犬種は、アレルギーの原因になりにくいと言われていますが、それはあくまで相対的な話です。
- 犬の毛だけでなく、フケや唾液などもアレルギーの原因になります。
- アレルギーを持つ人は、飼う前に医師に相談したり、犬との接触試験をしたりすることをおすすめします。
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まとめ
- 抜け毛の少ない犬種は、掃除の手間が少なくて魅力的ですが、それだけで飼うのは危険です。
- 抜け毛の少ない犬種にも、被毛の手入れや気温の管理など、注意すべき点があります。
- また、アレルギーの問題も完全に解決されるわけではありません。
- 抜け毛の少ない犬種を飼うときは、犬の特徴やニーズをよく理解して、愛情を持って世話をしてあげましょう。
