「動く宝石」の別名を持つヨークシャーテリアの魅力を徹底解説!
こんにちは!
今日は、ヨークシャーテリアという犬種についてお話ししたいと思います。
ヨークシャーテリアと聞いて、どんなイメージが浮かびますか?
小さくてかわいい、毛が長くて美しい、そんな感じでしょうか。
実は、ヨークシャーテリアは、もともとはネズミを退治するための狩猟犬だったんですよ。
そうなんです。これは面白いですよね。
では、どうしてヨークシャーテリアは、狩猟犬から愛玩犬になったのでしょうか?
その秘密を、今からお教えします。
ヨークシャーテリアは、19世紀中ごろにイギリスのヨークシャー地方で作られた犬種です。
当時、ヨークシャー地方は、羊毛産業が盛んで、工場や倉庫にはネズミがたくさんいました。
ネズミは、羊毛や食料を食い荒らすだけでなく、病気の媒介者にもなりました。
そこで、ネズミを退治するために、小型で敏捷なテリア種が飼われるようになりました。
ヨークシャーテリアは、スコットランドのテリア種やマルチーズなどの犬種を交配して作られたと言われています。
その結果、小さくても勇敢で気が強く、ネズミを追いかけて穴の中にも入れるような犬種が誕生しました。
ヨークシャーテリアは、1862年に「ブロークン・ヘアード・スコッチ・オア・ヨークシャー・テリア」と命名されましたが、その後ヨークシャー・テリアと呼ばれるようになりました。
ヨークシャーテリアは、1886年にイギリスのケネルクラブで公認され、その後アメリカや日本などにも広まりました。
現在では、世界中で愛される小型犬の代表的な犬種のひとつです。
「ヨーキー」という愛称で親しまれています。
ヨークシャーテリアは、小型で美しい被毛を持つ犬種で、その被毛の美しさから「動く宝石」と呼ばれ、世界的に人気が高いです。
ヨークシャーテリアの毛色は、ブラック&タン、ブルー&タン、ブラック&ゴールド、
ブルー&ゴールドなどの色合いがあります。
毛色はダーク・スチール・ブルー&タンが公認カラーです。
ヨークシャーテリアの毛色の変化は、一生のうちに7回ほど起こると言われています。
これは驚きですよね。
この変化は個体差があり、予測するのは難しいですが、大まかなパターンは以下のとおりです。
生まれたときは真っ黒な毛色ですが、生後1〜2ヶ月でブラック&タンに変わります。
生後3〜4ヶ月でブラックがシルバーに、タンがゴールドに変わります。
生後半年から2年ほどでスチールブルー&タンに変わります。
高齢になるとタンが赤みを帯びたり、全体的にゴールドになったりします。
ヨークシャーテリアの毛色は、その子の個性や成長過程を表しています。
毛色の変化を楽しみながら、愛犬との生活を満喫してください。
ヨークシャーテリアは、絹糸のように細く長い被毛を持つ犬種です。
その被毛は、さまざまなカットスタイルに変えることができます。
例えば、お顔を丸くカットしたり、耳の毛を伸ばしたり、体の毛を短くしたり、足の毛をポンポンにしたり、リボンやゴムで飾ったり、三つ編みにしたり、などなど。
ヨークシャーテリアのカットスタイルは、季節や気温、毛量や毛質、性格や好みなどに合わせて選ぶことができます。
カットスタイルによって、ヨークシャーテリアの印象や雰囲気が変わります。
かわいらしくも、おしゃれにも、優雅にも、遊び心にも、見せることができるのがヨークシャーテリアの魅力です。
ヨークシャーテリアの性格は、用心深くて聡明で活発です。
自信に溢れて独立心が強く、ときに勇敢な面もあります。
大型犬にも立ち向かうことがあるので、しつけは根気よく行う必要があります。
賢くてしつけやすいですが、プライドが高くて負けん気が強いので、飼い主との信頼関係が大切です。
甘えん坊で寂しがりな面もあるので、おもちゃで遊んだり、スキンシップをたくさんしてあげましょう。
ヨークシャーテリアは、寒暖差に弱く、毎日のブラッシングやトリミングが必要です。
平均寿命は14〜16歳前後で、長生きする個体も多いです。
ヨークシャーテリアは、以下のような病気にかかりやすいと言われています。
気管虚脱:気管がつぶれてしまい、呼吸に障害を起こす病気です。
咳や呼吸困難、失神などの症状があります。
肥満や暑さ、首輪の圧迫などを避けることが予防になります。
症状の程度に応じて、気管拡張薬や咳を抑えるための投薬、酸素吸入、または手術が必要となることもあります。
水頭症:脳内に脳脊髄液が溜まってしまい、脳が圧迫される病気です。
ぼんやりしたり、痙攣や視力障害などの症状があります。
遺伝的なものが多いので予防は難しいですが、早期発見が重要です。
門脈シャント:これは、余分な血管(シャント)が存在し、毒素が肝臓を通らずに全身に回ってしまう病気です。
食欲不振や下痢、嘔吐などの消化器症状や、一時的な盲目やふらつきなどの神経症状があります。
食後に症状が悪化することが多いです。
早期発見が重要で、手術が必要な場合もあります。
皮膚真菌症:皮膚に真菌が感染する病気です。
被毛が抜けたり、皮膚が赤くなったり、かゆみや炎症などの症状があります。
清潔に保つことや、免疫力を高めることが予防になります。
尿道尿石症:尿に含まれるミネラル成分が結晶化し、尿道に結石ができてしまい、排尿が困難になる病気です。
血尿や排尿時の痛み、尿が出ないなどの症状があります。
食事管理や水分補給をすることが予防になります。
食事療法や投薬、場合によっては外科治療が必要となります。
膝蓋骨脱臼:後ろ足の膝蓋骨(膝のお皿の骨)の脱臼で、小型犬によく見られます。
階段や高い場所からのジャンプをさせないようにしましょう。
膝蓋骨脱臼は、先天的な原因で発症する場合もありますので、定期的に獣医さんに膝の状態をチェックしてもらうことも大切です。
これらの病気は、早期発見と適切な治療が重要です。
ヨークシャーテリアの健康状態については、定期的な健康診断と日々の観察が大切です。
何か異常を感じたら、すぐに獣医師に相談してください。
最後に、飼い主さんに聞いたヨーキーあるあるを紹介します。
ヨークシャーテリアは、毛色が生涯で7回ほど変化すると言われていますが、その変化を見るのが楽しみです。
しかし、毛色が変わるときには、毛が抜けやすくなるので、ブラッシングが大変です。
ヨークシャーテリアは、小型犬なので、飼い主の膝の上に乗って甘えたり、バッグに入れて一緒にお出かけしたりすることができます。
しかし、その小ささゆえに、踏んでしまったり、落としてしまったりする危険もあります。
ヨークシャーテリアは、テリア種らしく、勇敢で気が強く、大型犬にも負けないくらい吠えます。
しかし、その吠え声は高くてかわいらしいので、飼い主は笑ってしまいます。
ヨークシャーテリアは、トリミングでさまざまなカットスタイルに変えることができます。
しかし、カットすると毛色が変わってしまうこともあります。
また、カットすると他の犬種に間違われることもあります。
これらのヨーキーあるあるは、
ヨーキーを飼っている方なら、共感できると思います。
ヨーキーを飼っていない方も、ヨーキーの魅力に惹かれると思います。
ヨーキーは、小さくても大きな存在感を放つ犬種です。
ヨーキーと一緒に暮らすと、毎日が楽しくなります。
今日は、ヨークシャーテリアという犬種についてお話ししました。
ヨークシャーテリアは、小さくてかわいいですが、元々はネズミを退治するための狩猟犬でした。
毛色やカットスタイルが変化することで、個性や成長を表現します。
性格は、用心深く聡明で活発で、飼い主に対しては甘えん坊です。
健康管理やしつけには注意が必要ですが、長生きする犬種です。
ヨークシャーテリアは、飼い主にとって最高のパートナーです。
ヨークシャーテリアに興味を持っていただけたら嬉しいです。
それでは、今日はここまでにします。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。