【必見】ドッグトレーナーに聞いた、犬を叱るときに絶対にやってはいけないこと

犬は人間の最高の友達と言われますが、時には悪いことをしてしまうこともありますよね。 例えば、靴をかじったり、ソファーを引っ掻いたり、トイレを失敗したり… そんなとき、あなたはどうやって犬を叱っていますか?

 

犬を叱るときには、注意しなければならないことがたくさんあります。

 間違った叱り方をしてしまうと、犬は人間を恐れたり、信頼を失ったり、逆に反抗的になったりする可能性があります。 

それでは、犬のしつけには逆効果ですよね。

 

そこで今回は、ドッグトレーナーに聞いた、犬を叱るときに絶対にやってはいけないことと、正しい方法を教えます。

 これを読めば、あなたも犬のしつけのプロになれるかもしれませんよ!

 

犬を叱るときに絶対にやってはいけないこと

 

1.体罰を与える

 

犬を叱るときに、たたいたり蹴ったりするのは絶対にやめましょう。

 これは犬にとって非常に痛いだけでなく、心にも深い傷を与えます。

 犬は人間を恐れるようになり、信頼関係が壊れてしまいます。 

また、犬は自分を守るために、人間に噛みついたり吠えたりするようになるかもしれません。 

これは犬にとっても人間にとっても危険な状況です。

 

体罰は犬のしつけには一切効果がありません。

 むしろ、犬の心理や行動に悪影響を及ぼします。

 犬を叱るときは、体罰を与えるのではなく、声や視線や気迫で叱ることが大切です。



2.名前を呼ぶ

 

犬を叱るときに、名前を呼んでしまうのもやめましょう。

 犬は自分の名前を聞くと、人間からの呼びかけや愛情表現だと思います。

 しかし、名前を呼ばれて叱られると、犬は自分の名前が嫌いになってしまいます。 

犬は自分の名前に悪いイメージを持ち、呼ばれても反応しなくなるかもしれません。

 

犬を叱るときは、名前を呼ばないことが大切です。

 名前は犬にとって特別なものなので、褒めるときや呼び寄せるときに使いましょう。

 犬を叱るときは、ダメ、ノー、いけないなどの短い言葉で統一しましょう。



3.時間が経ってから叱る

 

犬を叱るときに、時間が経ってから叱ってしまうのもやめましょう。 

時間が経ってから叱ると、犬は何について怒られているのか理解できません。 

犬はその場の状況や感情に反応する動物なので、叱るタイミングはダメなことをしたその瞬間だけです。

 それ以外のタイミングで叱ると、犬は混乱してしまいます。

 

例えば、家を留守にしている間に犬が靴をかじってしまったとします。

 帰ってきた人間が靴を見て怒って犬を叱ると、犬は自分が何をしたのかわかりません。

 犬は人間が帰ってきたことが嬉しくて、尻尾を振って迎えているのに、怒られてしまうのです。

 犬は人間が不機嫌なのは自分のせいだと思ってしまい、人間に対する不信感や恐怖心を抱くかもしれません。

 

犬を叱るときは、時間が経ってからではなく、現行犯で叱ることが大切です。

 現行犯とは、犬が悪いことをしようと思ったとき、疑わしいとき、まだやってないその時点で捕まえることです。 犬は、まだやってないけど、その時点で捕まえないと理解できません。 

犬は失敗したことよりも成功したことを覚えやすいので、悪いことをしてしまってからでは遅いのです。

 

犬の叱り方の正しい方法

では、犬を叱るときにはどうすればいいのでしょうか? 

ここでは、犬の叱り方の正しい方法を5つのポイントでお伝えします。

 

1.声

 

犬を叱るときには、声のトーンや強さに気をつけましょう。

 優しい口調や高い声では、犬に叱っているということが伝わりません。 

犬は人間の声の高低や強弱に敏感に反応します。

 普段より低い声、強めの口調で叱ることで、犬に自分の態度が悪いということを認識させましょう。

 

2.体

 

犬を叱るときには、体の姿勢や動きにも気をつけましょう。 

犬に対して真正面に座り、上から見下ろす感じで叱ることで、犬に自分が威嚇しているということを示しましょう。

 犬は人間の目線の高さや距離によって、人間の態度や感情を判断します。 犬よりも高い位置にいて、近づいて叱ることで、犬に自分が怒っているということを伝えましょう。

 

3.視線

 

犬を叱るときには、視線の使い方にも気をつけましょう。

 犬は人間の視線もよく読み取ります。

犬に対してしっかりと目を見て叱ることで、犬に自分が真剣に注意しているということを伝えましょう。 

犬は人間の目の動きや表情に敏感に反応します。

 犬に対して目をそらしたり、笑ったりすると、犬は人間が本気でないと思ってしまいます。 

犬に対して目を合わせて、厳しい表情で叱ることで、犬に叱られている事を理解させましょう。



4.気迫

 

犬を叱るときには、気迫のある態度で叱ることも大切です。

 気迫とは、自分の意志や感情を強く表現することです。

 犬は人間の気迫に敏感に反応します。 

犬に対して自信を持って、迫力を持って叱ることで、犬に自分がリーダーであるということを示しましょう。

 犬は自分よりも強い者に従う本能があります。

 犬に対して気迫のない態度で叱ると、犬は人間を軽視したり、無視したりするかもしれません。

 

気迫を出すには、声や体や視線だけでなく、呼吸や心拍数なども関係します。

 犬は人間の呼吸や心拍数も感じ取ることができます。 

犬に対して深呼吸をして、心を落ち着かせて、自分の感情をコントロールすることが大切です。

 犬に対して感情的になって叱ると、犬は人間の感情に振り回されてしまいます。 

犬に対して冷静になって、理性的に叱ることで、犬に自分が落ち着いているということを伝えましょう。



5.叱った後

 

犬を叱った後には、そのままほっとくのはいけません。

 叱った後には、必ず褒めることが大切です。

 叱った後に褒めることで、犬に自分が叱った理由や目的を理解させることができます。

 犬は叱られたことよりも褒められたことを覚えやすいので、叱った後に褒めることで、犬に正しい行動を覚えさせることができます。

 叱った後に褒めることで、犬に自分との信頼関係を回復させることもできます。

 

叱った後に褒めるときには、お手などの簡単な指示を出して、犬に成功体験を与えましょう。 

犬は成功体験を重ねることで、自信を持ち、学習意欲を高めます。

 叱った後に褒めるときには、名前を呼んで、優しい口調で、たっぷりと褒めてあげましょう。 

犬は人間の声のトーンや強さに敏感に反応します。 

叱った後に褒めるときには、犬に自分が喜んでいるということを伝えましょう。

 

また、叱らなくてよい環境を作ることも大切です。

 いたずらしそうなものはあらかじめ犬の届かない場所へ移動させて、いたずらしにくい環境を整えてあげましょう。 

犬は好奇心旺盛な動物なので、目につくものに興味を持ちます。

 犬にとって危険なものや大切なものは、犬が触れないようにしましょう。

 犬にとって適切なおもちゃや遊びを用意して、犬のエネルギーを発散させましょう。

 犬は遊びや運動が大好きなので、犬のストレスや退屈を解消することができます。

 

まとめ

今回は、犬を叱るときに絶対にやってはいけないことと、正しい方法をお伝えしました。 犬を叱るときには、声や体や視線や気迫を使って、現行犯で叱ることが大切です。

 叱った後には、必ず褒めて、犬に正しい行動を覚えさせることが大切です。

 また、叱らなくてよい環境を作ることも大切です。



犬を叱るのは、犬を愛することです。 犬を叱るときは、犬の気持ちや感情を考えて、優しく正しく叱ってあげましょう。 犬を叱るときは、犬の目を見て、心を通わせて、一緒に成長していきましょう。

 

以上、犬の叱り方についてでした。 

この記事が、あなたと犬の関係に役立てば幸いです。



 

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