ビーグルってどんな犬?

こんにちは。

今日は、ビーグルについてお話ししたいと思います。

 

スヌーピーのモデルになるくらいに愛らしい見た目のビーグル。日本では大人気の犬種ですよね!でも実は見た目だけじゃなくてすごい能力の持ち主なんです!

 

犬は人間よりも鼻が効きますよね!

地面に残るにおいを追跡していく様子はテレビや漫画でよく見ますよね。 実はビーグルは嗅覚ハウンドと呼ばれるグループの一員で、犬の中でも特に鼻が優れているんです!だから警察犬や麻薬探知犬、検疫探知犬としても活躍している名人、いえ名鼻のワンちゃんなのです!

 

そんなビーグルの歴史や性格、魅力について、詳しく見ていきましょう。

 

まず、ビーグルの歴史についてですが、ビーグルはイギリス原産の犬種で、その起源は古代ギリシャまでさかのぼります。

古代ギリシャでは、ウサギ狩りに使われていた犬の末裔とされています。

その後、イギリスでウサギ狩りのために用いられるハウンド犬として広く飼われるようになりました。

1800年代中頃には、パーソン・ハニーウッドという人物が、ウサギ狩りに用いられていた犬を洗練していきました。

このことで、現在のビーグルの原型が形作られたと考えられています。

1890年には、イギリスで犬種登録がなされました。

アメリカにおいては、1860年頃にビーグルが輸入されるようになり、1885年にAKC(アメリカン・ケンネル・クラブ)に公認されました。

古くからウサギ狩りのための猟犬として飼育されてきたビーグルですが、現代ではショードッグ、ペットとして人気です。

また、優れた嗅覚をいかし空港で働く検疫探知犬(けんえきたんちけん)や、コンパニオンドッグとしても活躍しています。

獣猟犬の中で最も小さい犬種で、吠えながらパック(集団)でフィールドを展開し、互いが鳴き交わしてうさぎなどの獲物の居所を教えあい、追い詰めます。

このことから、別名「森の鈴」「森のトランペッター」などとも呼ばれています。

 

次に、ビーグルの性格についてですが、ビーグルは明るく朗らかな性格で、遊ぶことが大好きです。

ビーグルは好奇心が強く、常に動き回っているような活発さを持ち合わせています。

甘えん坊で人懐っこく、人間といるのが大好きなため、ペットとして飼いやすい性格であるといえるでしょう。

また、群れで狩りをしていた習性から、協調性と社会性が高く、他の犬や人とも仲良くできます。

多頭飼いにも向いています。

ただし、やや頑固な一面もあるため、子犬の頃からしっかりとしつけを行うことが大切です。

寂しがりやで一人の時間が苦手なうえ、運動量が多く散歩の時間をしっかりと確保する必要があるため、一緒に過ごせる時間の余裕があるライフスタイルの家庭にとくに向いている犬種です。

探究心が強く、興味があるものに夢中になりがちなので、散歩のときには飼い主さんがしっかりペースをコントロールできるようにしましょう。

 

次に、ビーグルの体型と被毛についてですが、オス・メスともに体高は33~40cm、体重は8~14kg程度です。

筋肉質でがっしりとした体格を持ち、大きな垂れ耳とピンと立った太い尾がトレードマークです。

被毛の代表色はハウンドカラーと呼ばれる、白色、褐色、黒色の3つの斑です。野原や山でキツネなどと見分けがつきやすいよう、目立つ模様をしています。

ビーグルは元々イギリス生まれの犬で、寒さに耐えられるように密集した2層の被毛を持つ犬種です。

ビーグルの被毛は短毛なので、手入れは楽です。

毎日のブラッシングで問題ありません。

こまめにブラッシングをしてあげることで、被毛についた汚れを落としたり、血行を良くしてあげましょう。



ビーグルが日本に輸入されたのは、明治時代後半で、政府の要人が英国ビーグルを持ち帰ってきたとされています。

実はですね、なんと鹿児島では、日本独自のビーグルの存在があるそうです。

へえ〜 そうなんだ。 私も初めて知りました。

それはどんな犬なんでしょう

明治時代に、政府要人が海外から連れてきたセントハウンド(ハリアー、ビーグル、バセットなど)と、薩摩に生息する地犬たちを交配させたことにより誕生したのが日本産ビーグルです。

この「日本産のビーグル」は、イギリス産のビーグルとよく似ています。

外見が「洋」でも中身は「和」、日本犬の気質も併せ持っているのが特徴です。

犬種登録はされていませんが「薩摩ビーグル」という非常に優れた猟犬として活躍している地域的な固有種です。

初期の頃は、阿久根系・宮之城系・串木野系・樺山系・押川系・西郷系などの様々な系統が存在し、体格もビーグルに似ている系統やハリアーに似ている系統などがいたのですが、現在の薩摩ビーグルは、丸山系に出川系を交配して作出した川内系というバセットハウンドによく似ています。バセットハウンドのたるみを取り、引き締めた感じです。

特に顔より大きな垂れ耳が特徴です。

一時は絶滅の危機に陥りましたが、薩摩ビーグルの愛好家によって現在は絶滅の危機を回避し頭数を回復しつつあるそうです。

 

 







ビーグルはとても可愛くて賢くて、人懐っこい犬種ですが、残念ながら、他の犬種に比べて、いくつかの病気になりやすいという特徴があります。

これは、ビーグルの体型や遺伝的な要因によるものです。

愛犬と長く一緒に過ごすためには、これらの病気の予防には気を配りたいものです。

ビーグルがかかりやすい病気の代表例を5つ紹介し、その予防法や治療法についてお話ししたいと思います。

ビーグルの飼い主さんは必見です!

では、早速みていきましょう。

 

まず、最初に紹介する病気は、椎間板ヘルニアです。

椎間板ヘルニアとは、背骨の間にある、クッションのような役割をしているゲル状の物質を「椎間板」と呼びますが、その椎間板の中心にある髄核が飛び出し、脊髄を圧迫することで脚に麻痺が生じたり、痛みがでたりする神経の病気です。

人間と同じですね

重度になると歩けなくなったり、排尿がコントロールできなくなったりします。

これは、とても怖いですよね。

発症原因は、激しい運動や肥満、老化、遺伝によるものなどさまざまです。

ビーグルは軟骨異栄養症性犬種であり、椎間板の変性が若いうちから見られることがあります。

これは、ビーグルの体型が短足胴長であることや、ビーグルの祖先が狩猟犬であったことに関係しています。

抱っこをしたら鳴く、腰を痛そうに丸めているなどの症状がみられたら早めに診察を受けましょう。

予防するには、フリスビーなどの過度な運動は避けながら、肥満にならないように日々体重を管理することが大切です。

また、ビーグルは飛び跳ねるのが好きな犬種ですが、高いところから飛び降りるのは危険ですので、ソファやベッドなどの高い場所には上げないようにしましょう。

椎間板ヘルニアは、早期発見・早期治療が重要ですので、定期的に動物病院で検査を受けることもおすすめです。

 

次に紹介する病気は、外耳炎です。

外耳炎とは、耳の外側の皮膚や耳道に炎症が起こる病気です。

外耳炎の原因はアレルギー、ダニ、細菌、真菌などさまざまです。

ビーグルは耳が垂れ下がっており、通気性が悪くなることで外耳炎になりやすくなります。これは、ビーグルの耳が大きくて長くて、毛も多いことに関係しています。

外耳炎になると、何度も頭を振ったり、しきりに耳を掻くしぐさをしたりします。

また、耳垢が増えたり、赤く炎症することもあります。

これは、とても不快ですよね。

原因によって治療法も変わりますので、耳の異常に気づいたら早めに動物病院で診てもらいましょう。

予防するには、定期的に耳の汚れを拭き取ることが大切です。

耳のお手入れは、ビーグルの日常のケアで特に重要です。

特に、梅雨時期は皮膚炎や外耳炎が悪化しやすい季節ですので、炎症を悪化させないように、注意してあげましょう。

耳のお手入れの方法は、綿棒や綿球などを使って、耳の表面や耳道の入り口付近の汚れを優しく拭き取ります。

耳道の奥には入れないようにしましょう。

また、耳の中に水が入らないように、シャンプーのときは耳にコットンを詰めるなどの工夫をしましょう。

耳のお手入れは、ビーグルとのコミュニケーションの一つでもありますので、嫌がらないように、優しく声をかけながら行いましょう。

 

さて、次に紹介する病気は、緑内障です。

緑内障とは、眼球内の眼圧が上昇し、激しい痛みや視覚障害が起こる病気です。

眼圧が高くなると、眼球が硬くなったり、目が赤くなったり、角膜が白く濁ったりします。これは、とても辛いですよね。

ビーグルは緑内障を発症しやすい犬種です。

これは、ビーグルの目が大きくて出っ張っていることや、遺伝的な要因に関係しています。緑内障は、眼をしょぼしょぼさせて痛そうにしたり、光に対して過敏に反応しているときは、早めに眼科専門の獣医師に診てもらいましょう。

目の病気は早期発見・早期治療が大切ですので、いつもと様子が違うと思ったらすぐに診察を受けましょう。



続いて紹介する病気は、白内障です。

白内障とは水晶体が白濁する病気です。

水晶体が濁ると、まるですりガラス越しに物を見ているようなぼんやりとした視界になります。

進行すると物にぶつかったり、つまずいたりして、日常生活に支障をきたす恐れもあります。

初期には気づきづらいこともありますが、夜に散歩に行くのを嫌がり、不安や苛立ちが増える犬もいます。

これは、とても悲しいですよね。

白内障の原因は、加齢や遺伝、糖尿病、外傷などさまざまです。

ビーグルは白内障を発症しやすい犬種です。

これは、ビーグルの目が大きくて出っ張っていることや、遺伝的な要因に関係しています。白内障は、手術で水晶体を取り除き、人工水晶体を入れることで治療することができます。しかし、手術は高額であり、リスクもありますので、できるだけ予防や進行を遅らせることが望ましいです。

予防や進行を遅らせるためには、抗酸化作用のあるサプリメントの活用や、強い紫外線を直接見ない工夫(散歩の時間を配慮、犬用サングラスを使うなど)をしてあげましょう。

また、定期的に動物病院で眼の検査を受けることもおすすめです。

 

最後に紹介する病気は、誤飲、誤食です。

誤飲、誤食とは、食べ物以外のものや、犬にとって有害なものを食べてしまうことです。ビーグルは食欲旺盛で、いたずら好きの犬が多く、拾い食いや異物を誤飲、誤食してしまうことがあります。

これは、ビーグルの性格や、ビーグルの祖先が狩猟犬であったことに関係しています。

誤飲、誤食によって、胃や腸の炎症や潰瘍、穿孔、閉塞などの重篤な症状が起こることがあります。

これは、とても危険ですよね。

誤飲、誤食を防ぐには、室内では、いたずらされて困るものや危ないものは犬の口の届かないところで管理しましょう。

また、屋外での拾い食いの習慣がつかないように、散歩中も飼い主とコミュニケーションをとる習慣をつけ、飼い主を意識して歩く練習をすることも大切です。

万が一、異物を口にいれてしまったら、「だして」などの号令で、素直にものを回収できる練習を日頃から行うと、いざというときに役立ちます。

もし、誤飲、誤食によって犬が具合が悪くなったり、吐いたり、下痢をしたりしたら、すぐに動物病院に連れて行きましょう。

 

ビーグルはとても魅力的な犬種ですが、その分、気をつけなければならないこともあります。愛犬の健康を守るためには、日頃から観察やケアを欠かさないことが大切です。

また、定期的に動物病院で検査を受けることもおすすめです。

ビーグルとの楽しい生活を送るために、これらのことを心がけてみてください。

ビーグルの飼い主さんにとって、少しでも参考になれば幸いです。



実はビーグルには、飼い主さんを困らせるような、面白い癖がたくさんあるんです。

これは面白い!

ビーグル飼い主さんに聞いたビーグルあるあるを、今から紹介していきますよ。

これは必見です!

 

まず、一つ目は、おいしいオヤツに目がないことです。

ビーグルはとても食いしん坊で、とにかく何でも食べようとします。

食べ物の匂いに敏感で、隠しておいても見つけ出します。

食べ物以外にも、靴やぬいぐるみなどもかじります。

食べ物やおもちゃは高いところに置いておく必要があります。

あるとき、私のお弁当を机の上に置いておいたら、ビーグルが机に飛び乗って、お弁当を食べてしまいました。

私は、お弁当を買いに行くはめになりました。

ビーグルは、お腹がいっぱいでも、まだ食べたがります。

食べ過ぎて太らないように、飼い主さんは、食事の量や回数を管理してくださいね。

でも、ビーグルは、食べ物を見つけたときの喜びや、おもちゃをかじったときの満足感が、とても可愛いんだそうです。

わかります!

ビーグルの幸せそうな顔を見ると、怒る気もなくなりますよね。

ビーグルは、食べることが大好きなんですね。




二つ目は、散歩の途中で突然何かの匂いを感知し、それを追ってぐんぐん引っ張っていってしまうことです。

ビーグルは、元々狩猟犬なので、鼻がとても優れています。

そのため、散歩中にいろいろな匂いに興味を示し、それを追いかけようとします。

走り出したら止まらないんですよ。

飼い主さんは、リードを引っ張られて大変です。

あるとき、近所の猫の匂いを嗅ぎつけて、ビーグルが猫を追いかけて、私も一緒に追いかけてしまいました。

猫は木に登って逃げましたが、ビーグルは木の下でずっと吠えていました。

私は、ビーグルをなだめて連れて帰りましたが、そのときの猫の顔は忘れられません。

怒っていましたね。

ビーグルは、散歩中に鳥やリスや他の犬なども追いかけます。

リードをしっかり持っておかないと、逃げられてしまいますよ。

ビーグルの飼い主さんは、散歩のときには気をつけてくださいね。

また、ビーグルは掘るのが好きで、庭や公園で穴を掘ります。

花壇や植木鉢は注意が必要です。

ビーグルの飼い主さんは、散歩中にビーグルの動きに気を付けたり、穴を埋めたりしているそうです。

大変ですね。

でも、ビーグルは、散歩中にいろいろなものに触れて、楽しんでいるんだそうです。

わかります!

ビーグルの好奇心旺盛な様子を見ると、自分も冒険したくなりますよね。



そして、三つめは、とても愛情深く、人や動物と仲良くすることです。

ビーグルは甘えん坊で、飼い主にべったりくっついてきます。

抱っこやなでなでが大好きです。

あるとき、私が仕事でパソコンをしていると、ビーグルが私の膝の上に乗ってきて、顔をなでてほしいと訴えてきました。

私は、仕事を中断して、ビーグルと遊んであげました。

ビーグルは、寂しがりやで、一人で留守番するのが苦手です。

長時間の留守番は避けるようにしましょう。

私は、留守番させるときには、おもちゃやオヤツを置いておいたり、テレビやラジオをつけておいたりしました。

ビーグルは、飼い主さんの帰りを待っているときに、吠えたり嘆いたりします。

近所の人に迷惑をかけないように、飼い主さんは、ビーグルの気持ちを考えてあげてくださいね。

 

以上が、ビーグル飼い主さんに聞いたビーグルあるあるでした。

 

ビーグルは、可愛くて、面白くて、愛情深いという、とても魅力的な犬種ですね。

でも、飼育には注意が必要です。

ビーグルの性格や特徴を理解して、愛情と根気と規律を持って接することが大切です。

ビーグルの飼い主さんやこれから飼おうと考えている方に、少しでも参考になれば嬉しいです。

ビーグルは、最高のパートナーですね。

それでは、今日はこの辺で。

 

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