愛犬家の皆さん、ご注意ください!
あなたの何気ない行動が、愛犬を悲しませているかもしれません。
今回は、愛犬が悲しむ4つの行動と、それを避けるための方法を詳しく解説します。
一つ目は間違った抱っこの仕方
犬の抱っこは、飼い主と愛犬の特別な瞬間ですが、正しい方法で行わないと犬の健康に悪影響を及ぼすことがあります。
以下に、犬の正しい抱っこの仕方と避けるべきNGパターンを解説します。
正しい抱っこの仕方
胸と骨盤を両手で支えて横から水平に持ち上げる
犬の身体を水平に保ちながら抱き上げましょう。
必要に応じて手を持ち替える
長時間抱っこする場合、手を交互に使いましょう。
抱っこ者の胸の前で横向きに抱っこを維持する
犬を抱っこしたまま歩く際は、横向きに維持しましょう。
大切なポイントは、背骨が地面と並行な状態を保つことと、胸と骨盤の2点で必ず支えることです。
胸と骨盤は硬く曲がらない組織なので、この2点でリフトアップ・リフトダウンすれば、背骨への負担を最小限に抑えられます。
NGパターン
以下の抱っこ方法は避けましょう。
腕や両脇を手で支えながら持ち上げる
肩の関節に負担がかかります。
片手で持ち上げて後躯が一瞬でも垂れ下がる
背骨や腰に悪影響を及ぼします。
縦抱き(肩に乗せる/コアラ抱き)
腰を痛める原因となります。
仰向けの横抱き
背骨が曲がり、腰への負担が増します。
正しい抱っこの仕方を覚えて、愛犬の健康を守りましょう。
二つ目は、ご飯のマテが長い
「ご飯のマテ」とは、愛犬が食事を待つときにする行動のことです。
多くの犬は、食事の前にマテをして、飼い主からの許可を待ちます。
この行動は、しつけや食事のルーティンに欠かせないものです。
愛犬が長時間マテをしていると、彼らは食事を待ちわびていることを示しています。
しかし、食事がなかなか出てこない場合、愛犬は不安や寂しさを感じることがあります。
特に、お腹がすいているときは、長いマテが辛く感じることでしょう。
愛犬の幸福を考えて、ご飯のマテの長さに気を配りましょう。
食事の時間を守り、愛犬に美味しいご飯を提供することで、彼らの心も満たされることでしょう。
三つめは、家族によってしつけがバラバラ
犬のしつけは、家族全員が一致した方法で行うことが大切です。
異なる指示やアプローチをすると、愛犬は混乱してしまいます。
以下は、家族で共通のポイントを押さえて、愛犬のしつけを効果的に行うためのアドバイスです。
- 段階を分けて教える
犬のしつけは、社会で適応する力を身に付けるプロセスです。
最初から難しいことを教えるのではなく、基礎トレーニングから始め、少しずつステップアップしていきましょう。
- 遊びを織り交ぜる
単調な指示だけでなく、遊びを取り入れて楽しくしつけを行いましょう。
ゲームを通じて愛犬との信頼関係を深め、楽しみながら学習させることができます。
- 「褒める」を繰り返す
愛犬が成功したときには、褒めてあげましょう。
褒めることで犬は喜び、次回も同じ行動をする意欲が高まります。
失敗しても叩かないようにし、繰り返し指示を出してあげてください。
犬のしつけは家族全員で協力して行うことで、愛犬との信頼関係を築け、幸せな暮らしを実現できます。
四つ目は 他の犬と比べる
初めて犬を飼う飼い主さんは、「イイコに育てなきゃ」という一生懸命な思いから、焦りや不安が募りがちです。
しかし、そんな不安な気持ちも犬に伝わってしまいます。
ここで、愛犬との関係をより良くするためのヒントをご紹介します。
- なんで言うことを聞いてくれないの?
犬が指示に従ってくれないと、「どうして私の言うことを聞いてくれないの?」と焦ったりイライラしたりすることもあります。
しかし、犬は飼い主さんの気持ちの変化を読み取って、状況を把握しようとする動物です。焦る気持ちは犬にとっても負担になります。
また、犬に「できない子」「ダメな子」という気持ちで接していると、その気持ちが犬にも伝わり、トレーニングのモチベーションを下げてしまいます。
最初から完璧を求めずに、少しでも進歩したり上手になったりしたらこまめに褒め、少しずつトレーニングしていきましょう。
ポジティブな気持ちを伝えることで、犬も飼い主さんも前向きに取り組めるはずです。
- 他の犬ができるのに、どうしてうちの子にはできないの?
同じ犬種や同じ年齢の犬と比べて、「どうしてうちの子にはできないの?」と落ち込んだり悩んだりすることもありますよね。
しかし、犬には1頭1頭個性があり、それぞれその子にしかない良さを持っています。
思い切って他の犬と比べるのはやめて、オンリーワンの個性を楽しみましょう。
- 犬なのにドッグランで喜ばないっておかしい?
他の犬がドッグランで楽しそうに伸び伸びと遊ぶ中、うちの犬は喜ばないこともあります。ドッグランはさまざまな性格の犬が集まる場所なので、愛犬の控えめな性格が強く出たり、他の活発な性格の犬がうらやましく思えたりするかもしれません。
犬にとって苦手な場面に出会ったときは、無理に慣れさせずに個性を尊重してあげましょう。
肩の力を抜いて楽しみながら犬に接しましょう!
愛犬との関係は、個性を理解し、ポジティブな気持ちで接することで築かれます。どんな犬にもいいところがいっぱいありますよね。
愛犬との絆は、理解と愛情によって深まります。
今回ご紹介した4つのポイントを心に留め、日々の行動を見直すことで、愛犬との関係はより一層豊かなものになるでしょう。
正しい抱っこの方法、適切な待機時間、一貫したしつけ、そして個性を尊重すること。これらはすべて、愛犬の心を理解し、彼らが幸せで健康的な生活を送るために必要なことです。愛犬との毎日を大切にし、彼らが本来持っている輝きを最大限に引き出しましょう。
そして、愛犬が示す小さな進歩や成功を見逃さず、常に温かい言葉で励まし、正しい行動を促してください。
愛犬との信頼関係を築き、共に成長し、楽しい思い出をたくさん作りましょう。
愛犬との生活は、互いにとってかけがえのない宝物です。